ファンの回転数を調整できる! PCがうるさくなってきた時におすすめ
SpeedFan(スピードファン)はCPUやHDDの温度を表示したり、ファンの回転数をコントロールすることができるユーティリティです。PCのパーツすべてが熱を発してしまったときに、これらのパーツを冷却してくれるのがファンの役目です。ファンは通常、温度に応じて回転数が調整されていますが、回転数が上がるほど音が大きくなります。SpeedFanを使うとCPUやHDDなどの温度も表示してくれるので、温度を見ながらファンの回転数を制御することが可能になります。PCの騒音が気になってきたら、SpeedFanを使って温度やファンの回転数をチェックしてみてはいかがでしょうか。
SpeedFanをインストールすると、タスクトレイにHDDの温度がアイコンとして表示されるようになります。このアイコンをクリックするとSpeedFanのメイン画面が表示されます。「システムモニター」画面にはCPUやHDD、GPU、AUX(電源)などの温度やファンの回転数が表示されます。PCの熱源となる温度をチェックしましょう。
ファンの回転数を変更するには、「ファンコントロール自動化」のチェックを外します。すると、画面下部の「Speed01」の数値が%単位で変更することができるようになります。HDDの温度変化などはチャート(グラフ)で視覚的に確認することができるので、チャートを確認しながらファンの回転数を調節してみましょう。
SpeedFanは海外製のソフトウェアのため、メニューなどは英語表記されていますが日本語化することも可能です。言語の設定を変更するには「Configure」ボタンをクリックし、表示される画面で「Options」タブをクリックして「Languages」から「Japanese」を選びましょう。
SpeedFanはすべてのPCに対応しているわけではありません。マザーボードの種類によってはSpeedFanで調整できないものもあります。作者のサイトでマザーボードの一覧が公開されているので、事前に確認することも可能です。
SpeedFanはファンの回転数をコントロールすることができるユーティリティです。 CPUの温度が高いときはファンの回転数を上げ、CPUの温度が低いときはファンの回転数を下げて、冷却と消音のバランスを調整してみてはいかがでしょうか。